保護者の方へ

お子さんに関して 次のような気分・気持ちがおありでしょうか。

「イライラすることがある。」「腹を立てることがある。」「心配・不安がある。」 私たち大人が願うのは 子どものしあわせですね。 将来、ちゃんとした大人になって欲しいと思うから 時にはついつい口うるさくなってしまいます。言うことを聞いてくれないから 時には強く叱ってしまいます。「勉強しなさい。」「部屋を片付けなさい。」「早く_____しなさい。」 と言ってしまいます。

 

10才位までは 大人の言うことを聞く割合が高いのですが 思春期に入るとそうではありません。子どもは 大人の前でだけ言うことを聞くふりをしたり 反抗的になったりします。 あるいは子どもが可愛いから ついつい手を出して何でもしてあげたくなります。宿題を手伝ったり、持ち物をそろえたり・・・。 世話をしてもらっている子供、過剰に保護されている子どもは 自分で出来る力を持っていることに気がつかないまま成長していきます。 このような 甘やかし・過保護・過干渉を始め 批判・無視・軽視・拒否・命令・虐待は 子ども達の心が健康に育つ大きな妨げとなります。

 

心理学的に見ると 私たち人間の 物事にたいする感じ方、考え方、行動パターンはほぼ10才位までに固まります。 10才までに出来上がった性格を持って その後、数十年以上を生きていくことになります。 ことわざの「三つ子の魂百まで」は 心理学という科学的な面から見て 当たっているのです。 不登校・引きこもり・ニート・うつ病・不安障害などなど 心の病気として現われてくるのが いつであるかは予測できません。

 

明らかなのは あなたがお子さんに「勇気づけ」で接すると 子どもは 健康な心を持ち、人生に出会う困難にも 勇気を持って対処していけるということです。 また「勇気づけ」で接することで お子さんの持っている可能性・才能を最大に引き出すことが出来ます。 アメリカにおいて長年に渡る多くのリサーチで「勇気づけ」の効果が有効であると報告されています。 お子さんは健康なこころを持った 自立心・責任感・協力心を持った子どもに育ちます。

 

「勇気づけの対応」は 料理・車の運転・楽器の演奏などと同じです。 継続した実践で初めて身に付きます。「勇気づけの対応を知っている」ことと それを実践できることは別のことなのです。 本当に実践できているかどうかは お子さんとの関係、お子さんの行動を通して 自分で確かめられます。

思春期に入った、あるいは過ぎたお子さんをお持ちの方へ

改善したい問題がおありでしたら ファミリーカウンセリングが効果的です。 親が対応を変えても 子どもは簡単には信じてくれないこともあります。

子どもから見たら 親と接した10年以上の体験から、「口で言っているだけだろう。」と思って お母さん、お父さんの努力を簡単には受け入れてくれないことがあります。

専門的な第三者が入ることで 親が真剣に取り組んでいるということを 子どもが感じます。そして 家族関係のパターンの改善に 公平な第三者が入ることで 親子が取り組み易くなります。