『2月の勝者』で黒木先生が、受験本番まで学力が伸びますと言い切っている場面があります。
本当にギリギリまで伸びるのでしょうか?
12月で模試は終了

基本的に、12月で各塾の模試は終了します。
日能研が12月の下旬くらいまでやっていますが、それ以外の大手塾は12月上旬あたりで終了です。
ですから、1月入試で結果を知らされる学校以外は、客観的に立ち位置(偏差値)を知ることはもうできません。
1月中の過去問の扱い

長男の時に1月は第一志望校の一回分だけ残して、後は併願校の過去問を解いていました。
これは、見ていただいていた家庭教師の先生に過去問を解く勘を鈍らせないために、1月に過去問を一回分とっておいてくださいと言われたからです。
過去問の扱いは、成績や基礎の完成度、志望校の難易度にもよって変わるので、これが絶対ではないと思います。
当たり前ですが、普段のお子さんの様子を一番分かっている塾の先生の指示に従っていただくのが一番良いです。
1月半ばに急に算数の点数が上がる

あくまで長男の一例だけですが、12月までは算数以外は併願校も第一志望校も最低点は早々に超えていたのですが、どうしても算数だけは3割しかとれません。
そんな中でも、やるべき課題は淡々とこなしていました。
ところが、1月の半ばに算数の過去問の点数が6割7割と上がりました。
12月までは、ほとんど動かなかった算数が急に合格点を超えるようになりました。
ちょうど2月1日の2週間前くらいだったと思います。
ギリギリで間に合ったと思いました。
学力をあげるのに6ヶ月必要だった

長男の成績の推移を見ていると、早い時期から順調に上がっていってのではなく、最後の最後にぐぐっと上がっていきました。
よくよく考えてみると、家庭教師の先生に来ていただいて、本人なりにスイッチが入って本気でやり始めてから6ヶ月位の期間がありました。
よく6ヶ月後に結果がでると聞きますが、やはりいろんな知識がつながって、解法が使えるようになるにはそのくらいの時間は必要だったんだろうと思います。
このような体験から、もしスイッチが入るのが遅く、中学受験に間に合わず第一志望校に届かなかったとしても、学びを止めなければ中学に入ってから花開くこともあるのかもしれないと思いました。