サピックスは、毎回授業で一回分のホッチキス止めされたプリントをもらって帰ってきます。
そのまま積んでいくだけだと、すぐにどこに何があるか分からなくなってしまうので、各教科ごとに分かりやすくファイリングして整理することが大切になってきます。
サピックスで2人が通塾した経験から、テキストを効率よく整理する為のおすすめのグッズをご紹介します。
サピックスのテキスト整理について
サピックスのテキスト整理は大変と言われますが、サピックスの創業期から今も現場で算数を教えていらっしゃる広野先生がテキスト整理について書かれています。
記事では、遡ってテキストを振り返る余裕がない生徒が大半であるし(うちの子供達も実際そうでした)、大事なことは何度も出てくるので、キッパリとテキストを整理をせず処分してしまって大丈夫だと仰っています。
確かにテキストは、学年が上がるごとに段々と情報量が多くなりますし、理科・社会では、前の学年の内容が何度も繰り返されて出てきます。
広野先生が仰るように、直近のマンスリー対策以外で、テキストを振り返ることは、全くないわけではないですが、頻度はかなり少なかったです。
但し、6年のSS特訓の学校別算数プリントや土特図形プリント(分野別)、社会の『知識の総完成』などのサピックスの授業内で復習テストがあるプリントは重要なので、取っておくのが良いと思います。
ただ、そうはいっても受験が終わるまでは、我が家でも一応テキスト類は、処分せずに取っておいて、箱にザックリとですが保管しておりました。
日々の宿題をこなすことと、マンスリー対策&その解き直しのために、直近4〜5回分(大体1ヶ月分くらい)のテキストはさっと手に取れるように整理しておいた方が、お子さんもすぐに学習に取り掛かれて楽だと思います。
ザックリとテキストを整理したい方のために、我が家流のテキスト整理法をご紹介します。
まずは無印のファイルボックスで科目別に取り出しやすく仕分け
無印良品のファイルボックス5つにテキストをポンポン入れていく
サピックスのテキストは、ほとんどがB4サイズかB5サイズになります。
B4サイズのテキストは、二つ折りにすることで、B5サイズのテキストと揃えることができます。
1科目ごとにテキストを入れるのが一番分かりやすいので、教科ごとに4つのファイルボックスをまず用意します。
そして基礎力トレーニングや言葉ナビなど毎日やるべきテキストを入れる為、追加でもう1つのファイルを用意します。
以上、少なくとも5個、ファイルボックスを用意しました。
これからファイルボックスを購入するなら、無印良品の商品はシンプルで使い勝手がよくおすすめです。
無印良品では、10センチ幅と15センチ幅のボックスがあります。
我が家では、1ヶ月ごとにあるマンスリーが終わると別のボックスに移動させていたので、10センチ幅で大丈夫でした。
無印良品の商品は使っている方も多いと思いますが、追加で購入するときに大体のものは定番商品なので、全く同じものを購入することができるのが良いですよね。
また、100均のものに比べて無印良品のボックスは、程よい重さと硬さがあるので、テキストの出し入れの際に、ボックス自体ずれたりすることなく、小さいことですが日々のストレスを感じないところもポイントです。
ラベルシールをファイルボックスに貼って分かりやすく
ファイルを科目ごとに分けたら、算数・国語・理科・社会のように、ラベルシールを作ってファイルボックスの全面部分に貼っていました。
ごちゃごちゃしがちなテキスト周りがすっきり整って見える上に、子どももテキストを戻す場所が分かりやすいので、ラベルシールはおすすめです。
手元のスマホで全ての操作ができる『ピータッチキューブ』は、コンパクトながら本格派で色々なラベリングができます。
こはるは、屋根の煙突がテープカッターになっていて、インテリア雑貨のような可愛いデザインです。
子どもたちが中高一貫校に入学後、今まで使っていたものが壊れてしまい、この可愛いこはるテーププリンターを購入しました。
使用済みテキストの長期保存にバンカーズボックスがおすすめ!
マンスリーや組み分けテストが終わったら、その範囲のテキストはしばらく使わないので、どんどんバンカーズボックスに入れて保管していました。
バンカーズボックスというのは、100年以上前に銀行向けに大量の書類を効率的に保管するために創業されたことが始まりで、兄の時に購入して、次男のテキストを入れるのにも使用していましたが、二代で使用しても丈夫でへたらず、さすが銀行用に開発され、長く愛用されているだけある商品です。
最初に書いたように、過去のテキストは、ほとんど見返すことはなかったのですが、さすがに捨ててしまう勇気はなく、必要ないだろうと思われるテキスト以外は基本的にバンカーズボックスに保存していました。
バンカーズボックスは、デザインもシンプルでおしゃれなので、部屋の隅に出しっぱなしにしていても、ゴチャついて見えず、ほとんど気になりませんでした。
月に一度のマンスリーテスト・保護者へのお知らせ保存用ファイルを用意
マンスリーの成績表と問題・解説を入れるファイル
マンスリーという月に一度の復習テストの問題用紙と成績表を、透明ポケットのファイルに挟んでいました。
ポケットが透明なので、何月分のテストがどこに入っているかが見やすく、さかのぼって復習したい時にさっと取り出せておすすめです。
こちらもラベルライターで中身を分かりやすいようにシールを作って、背表紙に貼り付けていました。
サピックスの保護者へのお知らせ用ファイル
サピックスから、子ども経由で保護者にお知らせがきます。
また、スマホでマイページからWi-Fiで飛ばしてプリントアウトしたお知らせや、保護者会でもらったレジュメもファイリングしていました。
入塾してからは基本的には、マンスリー保存用と保護者へのお知らせ用の2冊用意しておけば大丈夫です。
6年になったら受験校の募集要項用ファイルを用意しました
6年生の秋以降になると、各中学が募集要項をホームページ上で掲載します。
受験校全ての募集要項をプリントしたので、書き込みできるファイルに挟んでチェックするようにしました。
ブラザーのA3プリンターは、印刷のコスパが良いので一番人気の複合機です。
エプソンはブラザーに比べてすっきりコンパクトなので、置き場所の制約がある場合は、こちらもおすすめです。
サピックスのプリント整理には穴開けパンチ(B5とA4兼用)を活用
穴開けパンチは、本当によく使いました。
間違えたテストの問題部分をコピーして、両面コピー機能で裏面に解答解説をコピーしたのち、穴を開けファイリングするとオリジナルの問題集ができます。
それを季節講習の時期などの時間がある時に、再度解き直しをしていました。
効率よく復習できるので、全問解き直しが終わるころには、成績がぐんと伸びたことが実感できましたのでオリジナルの問題集作りはおすすめです。
透明ポケットなどに入れてしまうと、書き込むのにわざわざポケットから出さなくてはいけないので、コピーしたものをそのままリングで綴じていました。
また、社会の知識の総完成やSS特訓の学校別プリントは、穴を開けてリングに挟んでいました。
社会の知識の総完成は、コアプラス理科・社会などと共に受験直前期の総復習にぴったりの教材です。
無くさないように、ファイリングしておき、直前期(1月)に苦手分野を中心に見返しました。
表紙を付けず、リングだけで挟んだものが扱いやすかったです。
伸び縮みするアコーディンタイプのファイルはプリント整理に最適
6年になると過去問を解き始めます。
年度ごとに4科目コピーして、子供がいつでも使えるように用意しておきました。
アコーディオンタイプのファイルは、各年度ごとに区切って入れておけるのでおすすめです。また、横幅をどんどん広げていけるので、柔軟に対応できました。
クリアファイルごと入れておけるのも、便利ですよ。
6年になると通常授業の他に、土曜特訓用のプリントや9月以降の後期になりますとSS(サンデーサピックス・志望校別特訓)が始まります。
ここで、また色々な種類のプリントを持ち帰りますので、インデックスをつけておくと、すぐに必要なプリントを探せますので、探す時間をだいぶ短縮できたと思います。