新4年生・サピックスの入室テストでα(アルファ)クラスに入る。

中学受験

長男がサピックスでカリキュラムを一周した経験から、サピックスでα(アルファ)クラスに入るために、入塾前にやっておいた方が良いことが分かり、次に続く次男に生かしました。

次男は、4年の入室テストから6年最後のマンスリーテストまで、継続してα上位クラスに在籍することができました。

そして、東京男子御三家をはじめとする鉄緑会の指定校に複数合格することができました。

なぜ、できれば上の方のクラスで入塾した方が良いのかということと、次男が入塾前からしていたことをお伝えできればと思います。

サピックスへの入塾が一番多い時期は?

今は、どんどん入塾が早くなっているようで、3年の夏期講習から入室される方も結構いらっしゃるみたいです。

さらには席取りのために低学年から入塾するなんていうことも聞きます。

しかし、サピックスに直接聞いてみたところ新4年(3年の2月)で入塾する生徒の数が最も多いそうです。

基本的に、3年間のカリキュラムで受験に対応できるようになっているそうです。

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α(アルファ)クラスやなるべく上位のクラスで入塾するメリット

サピックスは、全てのクラスで同じテキストを使っています。

その為、問題がレベル別にA.B.C.D.Eまであったとすると、このクラスはCまで取り組む、こちらはEまでなど、授業で先生が扱う問題が違います。

ですから、クラスによっては、先生が授業で扱わない問題が出てきます。しかし、月に1度のマンスリーという復習テストでは、授業で扱わなかった問題も出題されます

後々、5年生になる頃から、特に算数ではクラスごとに授業で取り扱う前回の授業の定着度を測る復習問題(デイリーチェック)の種類も違ってきます。(執筆当時)

算数は、アルファベットクラスでは扱わないテキストの最後に掲載されている入試問題や思考力問題なども、授業中に解いた上で、先生の解説も聞くことができます。

もちろん、アルファベットクラスにいても、入試問題や思考力問題は配られたテキストに載っていますので、取り組もうと思えばできますが、自宅で自力で解いた上で、解説を読んで理解するのは、なかなか難しいというケースがほとんどだと思います。

ですから、なるべく上位クラスで入塾した方がメリットがあると言われています。

α(アルファ)クラスに入るには、入室テストでどのくらいの順位に入れば良いの?

サピックスでは、入室テストで上位30%に入れれば、ざっくりですがαクラスのようです。

例えば、30クラスある校舎だとだいたいα9くらいまであり、15クラスの校舎だとα5くらいまでになるようです。

校舎の規模にもよりますが、偏差値58くらいからα(アルファ)クラスに入れる場合もあるようです。

サピックス・入室テストの算数の出題傾向について

次男が入塾テストを受けた時は、大問1は計算問題でした。

計算問題といっても、虫食い算があったりと、小学校の授業だけだと、ちょっと難しいと感じるかもしれません。

そして基本的な計算については、入塾までに6年の範囲まで終了させていた方が、サピックスの授業が始まってからも、楽だと思います。

大問2以降は、いわゆる一行問題と言われる文章題でした。

さらにパズル要素のある問題も出題されていました。

大問3以降は、立体図形であったり平面図形や条件整理など、その年や回によって違うと思いますが、思考力を問われる問題となるようです。

自宅で取り組める入室テスト準備・算数のおすすめの教材

一行問題に対応する問題集は、サピックスの各校舎の受付で販売している『パワーアップトレーニング3年』がおすすめです。

校舎販売一覧

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これは、サピックスで毎日家庭でやる教材として配られている基礎力トレーニング(通称基礎トレ)をまとめたもので、サピックスの塾生が日々解いているものになります。

パズル系であれば、書店やネットでも購入できる『きらめき算数脳』が取り組みやすいと思います。

かわいいイラストとオールカラーで簡単そうな見た目なのですが、★3はかなり難しいです。

(★1から★3までレベルがあります)

思考力系の問題は正解に辿り着けなくても、一生懸命に考えることで、子供は賢くなると言われています。

同じきらめき算数脳のシリーズで、数センスと図形センスの入門・特訓編が出版されています。

こちらのドリルは、きらめき算数脳より一回り小さいサイズ(B5)で一枚あたりの問題数が少ないので、毎日の習慣として取り組むには負担が少ないのでおすすめです。

他には、キッズBEE(算数オリンピックの低学年版・3年生までが対象)などは、算数が好きなお子さんでしたら、楽しんで取り組めると思います。

算数オリンピック の公式ホームページからも問題集を購入できます。

国語の出題傾向について

国語は、入室テストで出される問題文がとても長いです。

ですから、ある程度まとまった文章を時間内に読む必要があります。

お子さんが好きな本でも何でもいいので、たくさん読書をしておくとよいと思います。

自宅で取り組める入室準備・国語のおすすめの教材

サピックスの通信講座ピグマの国語は、物語文の長さがかなり長く、設問も記述で答えさせるものが多いので、解答を書く訓練にいいと思います。 

ピグマキッズくらぶ|SAPIXの通信教育
ピグマキッズくらぶ 小学1年生から小学4年生のための通信教育

また入塾前の余裕のある時に、慣用句やことわざなどを学習マンガで触れておくのもいいと思います。

ちびまる子ちゃんシリーズは面白いので、うちの子供たちも繰り返し何度も読んでいました。

国語で問われる言葉・語彙については、こちらの記事に詳しくお伝えしています。

国語は、本当に語彙力は大切で、受験直前期までインプットしていきます。

漢字は、やはり人気のうんこドリルのシリーズが飽きずに面白く取り組めたようです。

親が一読しておきたい・中学受験についての知識を得られる本

大まかな中学受験の流れを知るために、保護者の方が中学受験全般の本を読んでおくといいと思います。

安浪京子先生の『中学受験 最短合格ノート』は、中学受験のポイントがイラストや写真入りでよく分かります。

また付録でスケジュール表が付いているので、入塾してからの学習管理にコピーして使うと便利です。

スケジュールの立て方も丁寧に書かれています。

正直、面倒でもスケジュールさえ立てていれば、それに沿って、課題をこなしていくだけなので、親も子も楽だと思います。

もちろん、適宜見直しは必要になってきますが。

『中学受験しようかなと思ったら読むマンガ』は、『2月の勝者』の作者と同じ方が描いています。

『2月の勝者』と違って、各家庭の塾の入塾あたりから入試・合格後まで描かれていて、中学受験の一連の流れがわかるようになっています。

号泣してしまうほど、中学受験をリアルに描いています。

『中学受験しようかなと思ったら読むマンガ』は、本当におすすめです。

『親がやるべき受験サポート』こちらも細かい中学受験のサポートの仕方が参考になります。

中学受験に役立つグッズはこちらから

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まとめ

入塾前に計算や漢字などを先に学んでおくと、入塾してからも時間の節約ができます。

その余った時間を理科や社会に時間を使うことで、4科目の総合力が高められると思います。

サピックスの最初の保護者会で、4科目満遍なく勉強している子が入試に強いと聞きました。

入塾前の準備は、算数ばかりに時間がかかるといった、サピックス生にありがちな状況にないためのものでもあります。

入塾後の3月からは、理科・社会も入れた4科目のテストが始まります。

理科・社会で、入塾前にやっておくと良いと思うものを記事にしています。

良かったら、参考になさってください。


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