中学受験で覚えなくてはないけない事柄は、膨大な数になりますよね。
算数の思考力問題や、国語の読解問題に時間をとられて、理科社会の暗記ってどうしてもかける時間が少なくなりがちです。
しかも、暗記事項は忘れるのも早く、しっかりと長期記憶として、知識が定着するのに時間がかかるといわれています。
机に向かって紙と鉛筆を使う勉強以外に、視覚や聴覚をフルに使って、隙間時間を有効に使う『ながら勉強法』は、次男の男子御三家の合格にも、大いに役立ったと思います。
中学受験『ながら勉強』で長期記憶に落とし込む
『ながら勉強』では、色々な隙間時間を利用して、暗記事項を何度も目にしたり、聞き流したりすることで、短時間で何度も復習し、知識を長期記憶に落とし込んでいきます。
- お風呂に入りながら
- トイレに入りながら
- 車で移動しながら
- おやつを食べながら
- ご飯を食べながら
一日10分の隙間時間は、一か月で5時間分にもなります。
これが3年かそれ以上となると、かなり膨大な時間になるので、この隙間時間を利用してかなりの事をおぼえられますよね。
なにもしないよりは、だいぶ覚える量が違ってくると思います。
隙間時間を使った『ながら勉強』で睡眠時間を確保する
4・5・6と学年を上がるごとに、4科目とも課題は増えていきますよね。
特に6年は、本当に時間が追われてしまい、寝る時間もどんどん遅くなりがちです。
決まった課題を朝勉強で行っている場合は、その分早く起きるといった状況は変わらないですよね。
子供の身体と心の成長のためにも、睡眠時間は絶対に確保したいと思いました。
ですから、理科社会の暗記を隙間時間で覚えることが、どうしても必須となりました。
何度も見ることで覚える・トイレやお風呂・リビングの壁にポスターを
算数
算数は基本的には、机の上でじっくり問題を解く場合が多いと思います。
しかし、その問題を解く前提の知識は必要で、例えば単位換算や円周率×2~9までは、絶対に覚えておきたい事柄だと思います。
特に単位換算は、間違えることも比較的よくあったので、単位換算の一覧をリビングの壁に貼っていました。
我が家では、幼児期から高学年まで、その時期その時期で子供に必要な事柄が載ったポスターを使っていました。
ご紹介するAERA with kidsと花まる学習塾とのコラボの学習ポスターブックは、4科目入っていてお得でした。
算数は、この中の単位や立体切断などをリビングの壁やトイレに貼っていました。
こちらは、お風呂の壁に張るタイプではありませんのでご注意ください。
国語
国語の漢字を間違えたものは、子供に紙に書かせてトイレやリビングに貼っていました。
また、休憩の時に必ず冷蔵庫を覗きに来るので、冷蔵庫の扉にも貼るようにしていました。
我が家の受験期は、もうインテリアが~とか言ってられなかったです。
とにかく子供が覚えることを優先しました。
理科
次男は、理科に関しては、星座が特に覚えにくかったようです。
ですから、星座ポスターもお風呂に貼っていました。
同時に中学受験用の生物・科学・物理・地学がバランスよく入った理科のポスターをお風呂の壁に貼っていました。
『お風呂の学校 中学受験マスターどこでも理科』は、大事な基礎が分かりやすく、6年の受験が終わるまで貼っていて、理科の最終確認にも使いました。
子供だけでなく親も毎日見ているので、さすがに自然に覚えてしまい、子供にクイズ形式で問いかけることができたのも良かったです。
社会
まず、日本地図は必ずトイレとお風呂に貼っていました。
ぶよお堂のカレンダー付日本地図ポスターは、都道府県ごとにゆかりのある人物も描かれています。
明治の重要人物の出身(長州藩・薩摩藩など)ってけっこう問題で問われることが多いです。
ぶよお堂の日本地図は、歴史上の人物のイラスト入りなのが他の地図と違う点です。
また、その土地で採れる特産物・都道府県の県章(マーク)も入っていて、一枚でかなりの範囲をカバーする知識を得ることができました。
このポスターは、我が家はトイレに貼っていました。
こちらは、お風呂に貼れないポスターです。
それから、ポスターではないですが、歴代の総理大臣のイラストが入ったマグカップも子供は使っていました。
学校から帰ってきて、おやつにココアなどを飲むときには、必ず歴代総理のマグカップで出していました。
購入したマグカップは、岸田首相が入っています。
なぜか、岸田さんの似顔絵は、かなりリアルに描かれています。
世界地図も日本地図と並べて、お風呂の壁に貼っていました。
実際に、開成中学の2023年入試では、ウクライナ・フィンランド・スウェーデンの位置を答えさせる問題が出ていましたね。
歴史は、年号は覚えにくく、特に近現代の暗記に苦労しているようでした。
ですから、年表もお風呂に貼れるポスターで、湯船につかりながら覚えていたようです。
覚え方の語呂合わせも一緒に書いてあるので、だいぶ記憶の助けになったようです。
【効果絶大!】かけ流しで、耳から自然に暗記できるCDブック
受験を振り返ってみて、実は耳から覚える勉強法が一番効果的でした。
特に小さいうち(小学校入学前)から繰り返し聞いていたCDは、あっという間に覚えて一緒に歌っていました。
実感として、小さければ小さい程、耳からの暗記は覚えやすいようでした。
算数
公文で九九を習い始めたときに、まだ幼稚園生だったので、九九のCDをかけて覚えました。
子供が使っていた九九のCDは、ノリの良い楽しいリズムで、数回聞いてあっという間に覚えることができました。
これから九九を覚えるお子さんには曲に合わせて覚える方法は特におすすめできます。
CDには、九九だけでなく、県庁所在地などの社会の知識や化学の元素記号を覚える曲も入っています。
なぜか、口調が関西弁の漫才風で、子供も飽きずに覚えられました。
けっこう面白いですよ!
理科
最初は、七田の社会の地理から始めて、続いて理科のCDを買い足しました。
また、七田式の理科の地学編は、星座の曲が春夏秋冬に分かれていて、これでかなり覚えることができました。
次に、科学編や物理編・生物編も購入して、車の中で移動中に聞いたりリビングで流したりしているうちに、自然と覚えることができたようです。
社会
七田式のCDで、日本地理は一番先に購入しました。
このCDで河川のランキングの他に、海流や平野など日本地理の基本的な事項が網羅されています。
まず、基本的な骨格があれば、そこに肉付けしていけるので、まず日本全体の知識をざっと確認するのにも最適でした。
サピックスで歴史が始まると、流れを解説してくれるCDを購入して、車での移動中に流していました。
先生の話し方が上手で、たまにくすっと笑ってしまうところがあり、良い意味で軽く聞けました。
まとめ
6年の直前期は、目につくようにテレビ台に貼ったりと、家中ポスターや張り紙だらけでした。
そんな中で、一つでも子供の記憶に残り、一点でも本番で点数が取れたなら、それによって合否が決まるかもしれないと思って取り組んでいました