『2月の勝者』18巻・最新刊の感想

6月13日に『2月の勝者』18巻が発売されました。

早速、読んだ感想を述べたいと思います。

ネタバレも含みますので、まだ読んでいない方はご注意ください!

目次

『2月の勝者』18巻は2月2日から2月3日午前中までを描いている

2月2日から3日あたりは、まだ試験があるのに続々と合格発表が続きますね。

試験結果を知りながら、受験に挑まなくてはいけないという、過酷な時期だと思います。

ドラマでは、登場人物の合格まで描かれていますが、原作とは結末が違うそうです。

Huluでは2週間の無料お試し期間に2月の勝者をさかのぼって見ることができます

2月2日は女子御三家の合格発表日

桜蔭・女子学院・雙葉の合格発表は、涙なしには読めませんでした。

第一希望のお子さんが多く、更に試験が1回しかないところが、御三家たる所以だと思います。

まさに一生に一度の機会です。

まさかの不合格

実力以上の学校を受験するのは、とても怖かったと思います。

勇気をもって(もちろん希望も)女子学院を受験したまるみちゃんに吉祥寺から繰り上げ合格がきて、樹里ちゃんと一緒に通えるといいな、と思いました。

でも、黒木先生の入試の見立てから推測するに、樹里ちゃんは女子学院から繰り上げ合格が来そう。。。

そうすると、結局まるみちゃんは樹里ちゃんと同じ学校に通えないパターンかな?

週刊誌のほうを読んでいないので、今後の展開を色々と妄想してしまいます。

母親の狂気

「母親の狂気」って、怒り狂って教育虐待するみたいなイメージですが、18巻での「狂気」は子供の精神的な支えとなるべく、自分のダメージは置いといて、徹底的に子供に寄り添うことができる母親の「狂気」でした。

実際のところ、中学受験は子供の人生での出来事なのだから、母親や父親は本来部外者なわけです。

(始まりは、親の意思が大いに関与していたとしても)

ですから、子供と一緒に落ち込む、もしくは子供を責めるというのは筋違いなのではないか?と自身を振り返っても、思っていました。

ここは大人なのだから、子供の精神的サポートに徹するのみですよね。ほんとに。

全落ちを回避する意味

中学受験でどこまで到達できたのか知るため

中学受験後、公立中学に進んで高校受験でリベンジすることになったとします。

その場合、中学受験ではどこまで到達していたのかっていうのを知って、高校受験に挑むと良いと聞いたことがあります。

例えば、大学の付属校に合格したけど、更に高みを目指して目指して高校受験をすべく公立中学に進んだお子さんもいらっしゃいました。

中学受験で、お子さんがここのレベルまで到達できたんだっていう実感が大事だそうです。

自己肯定感のため

一校でも合格をもらったうえで、敢えて高校受験を目指すのと、全落ちで高校受験を目指すのでは、気持ち的に全然違うと思います。

親はたとえ子供に進学の意思はなくても、合格できる学校を受験させてあげるのは、本当に大事かもしれません。

意外と、その受かった学校を親子共に気に入って、楽しく通っていらっしゃるなんてこともあります。

まとめ

実は『2月の勝者』は、子供が6年の受験期(特に秋以降)には、辛くて読めなかったです。

こうして受験が終わって、当事者ではなくなってから再度楽しめるようになりました。

同じ作者さんで、中学受験の終わりまで一貫して描かれている『受験しようかなと思ったら読むマンガ』もおすすめですよ。

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