5年生で受けるテストに、5月に実力診断サピックスオープンと8月・11月の志望校診断サピックスオープンがあります。
それぞれ、受けた方がいいのか迷う方もいらっしゃるかもしれません。
それぞれの模試の特徴をお伝えしたいと思います。
【5年生】実力診断サピックスオープン
実力診断サピックスオープンとは?受けた方がいい?
5月に開催される実力診断サピックスオープンは、範囲の無い実力テストです。
サピックスでは、塾生みんなに受けるようにアナウンスがありましたが、成績が上位層でなければ、受験しない人も結構いるようでした。
偏差値で40代以下であれば、自宅で基礎固めをしたり、塾の宿題をする方が良いかもしれません。
ただ、比較的上位層の生徒が受けるので、志望校が難関中などであれば、立ち位置(偏差値や順位)を知るために受験するのは有益だと思います。
偏差値は普段のマンスリーよりも低めに出ることもあるようです。
実力診断サピックスオープンの出題は?
全体的にどちらかというと知識量を求められるというより、思考力や論理力が必要とされる問題が多かったと思います。
今まで習った知識を使って、総合問題に対応できるかを問われるような出題でした。
まさしく実力を診断するテストと言えると思います。
実力診断サピックスオープンのスケジュールは?
算数 | 国語 | 理科 | 社会 | |
時間 | 50分 | 50分 | 35分 | 35分 |
午前(4教科)首都圏・関西圏 | 午後(4教科)首都圏・関西圏 |
9:00〜12:10 | 13:30〜16:40 |
午前(3教科)関西圏のみ | 午後(3教科)関西圏のみ |
9:00〜11:30 | 13:30〜16:00 |
関西は、灘中学などが3教科受験のこともあり、4教科と選べるようです。
首都圏は4教科のみとなっています。
午前か午後のどちらかを選択して受験します。
【5年生】志望校診断サピックスオープン
志望校診断サピックスオープンとは?
名前の通り、志望校の合格確率を診断するテストです。
こちらは、実力診断サピックスオープンと違って、成績に関わらず受けた方が良いテストだと思います。
志望校診断サピックスオープンの出題は?
志望校診断サピックスオープンは、A問題と言われる知識問題とB問題と言われる思考力・論理力を測る問題に分かれて出題されます。
お子さんによっては、A/Bのどちらかが得意かを知ることができます。
中学の入試問題は、学校によって独自の入試問題を作問していて、学校によってA/B問題の比率が違ったりします。
よって、より精密に志望校の合格確率を診断することができるようです。
志望校診断サピックスオープンのスケジュールは?
毎年8月と11月に行われ、午前から午後にかけて、お弁当持参で受けるテストになります。
A問題・B問題と4教科それぞれ受けるので、1日で2回分受験するような感じになります。
5年生の後半は、志望校の合格判定がかなり正確になってくる時期ですから、第一志望校や併願校を選ぶ参考になると思います。
お弁当と水筒のおすすめ記事も参考になさってください。
まとめ
5年生は、中学受験で本当に大事な学年になります。
6年生は、今まで習った分野をさらに発展させた問題に取り組んでいくので、5年生の範囲をどれだけ身につけられたかが重要になっていきます。
志望校判定サピックスオープンや実力診断サピックスオープンの結果が返ってきたら、弱点を見つけて一つ一つ潰していったり、必要があれば勉強方法を変えるなどの対策も必要だと思います。