大人気スーパー家庭教師である長谷川智也先生の『自考モード』を読みました。
さすが、筆者の長谷川先生は日々受験生と向き合っているだけあり、リアルな現場の状況がよくわかります。
ここ１０年ほど、中高に入学後人生で伸び悩むお子さんが増えているようなのです。
『中学受験の合格は、決して人生のゴールではない』とのこと。
子どもが幸せな人生を歩むためのアドバイスが、ふんだんに載っていました。
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大学受験に向けてまずは基礎的な学力を伸ばす
東大合格に向けてのアドバイス
主に中学に入ってから、大学受験に向けて（基本的には東大を目指す上で）必要な参考書などを紹介しています。
中学受験で1番怖いパターン
中学受験に向けて、小学生の時に長谷川先生が家庭教師をしていた男の子のお子さんで、サピックスに通われていた方がいらっしゃいました。
風邪か何かで体調を崩してしまい、サピックスの授業を欠席せざるを得なくなってしまいます。
その後サピックスの授業についていけなくなり、中学入試も不本意な結果となってしまいます。
中学受験の結果を引きずって、大学受験も上手くいかなかったようです。
体調管理って仕方がない部分もあり、親御さんだけのせいではないですが、できるだけのことをやってあげたいですね。
何度もご紹介している手作りヨーグルト、おすすめです。
これと全く同じ機種を使っています。
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サピックスの映像授業
コロナ禍から、サピックスが授業に感染予防の為に映像授業が始まったのですが、上記の事例は映像授業が無い時のようです。
出来ればコロナが完全に収束しても、サピックスに限らず塾は映像動画を続けて欲しいと思います。
中高生の失速パターンを回避できるアドバイス
中高生の様々な失速についてもアドバイスが豊富です。
実際に中学に入ると、様々なパターンで落とし穴と言いますか、つまずきポイントがあるんです。
中学に入る前は、一部のお子さんだろうと思っていましたが、本当に誰でもなりうるパターンが網羅してあります。
圧倒的に頭のいい子についていけない
英語ができる帰国子女についていけない
お金持ちの友達についていけない
学校（校風）が合わない
通学と部活に疲れ果てて、勉強に身が入らない。
彼女（彼氏）ができて浮かれて成績が下がった
スマホを買い与えたら、夜中までずっといじっている。
今まで我慢していた分、ゲームにはまってしまった。
以上のような質問に先生が答えてくださっています。
他にも、受験しなおしたい・大学受験が迫っているのに基礎学力があやしいなど。。。
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まとめ
子どもは中学に入っても、行動がまだまだ幼かったり、自分でうまくコントロールできないにも関わらず、どんどんと親の手を離れていきます。
中間・期末テストもほとんど関知しなくなる方が多いです。
親が気づいた時には、大変な状況になっていたりします。
事前に失速のパターンを知っておけば、傷が浅いうちに対処できる可能性がありますよね。
一読しましたが、子供のことで何か困ったことが起きたら、また本棚から引っ張り出してこようと思いました。
勉強のやり方という本はよくありますが、中高一貫校に入ってからの生活面も含めての親へのアドバイス本ってなかなか無いので、一読の価値ありです！
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