おおたとしまささんが2018年に出版された『開成・灘・麻布・東大寺・武蔵は転ばせて伸ばす』を興味深く読みました。
おおたとしまささんのインタビュー

本のタイトル通り、開成・灘・麻布・東大寺・武蔵の各学校の先生に、中学高校と思春期の時代の男の子と親としてどう接するか、ということをおおたとしまささんがインタビューされたものです。
おおたとしまささんは、教育ジャーナリストとして中学受験関連のご著書がたくさんあります。
インタビューでは、そうは言ってもこういう場合は?ということまで名門校の先生方に、さらに深く切り込んで聞いているところが興味深かったです。
名門校の先生方からのアドバイス

開成式
あきらめて信じる
経験泥棒にならないで。
灘式
失敗を応援する
親の口出しが、子供に回り道を強いる
麻布式
危険に触れさせる
生活習慣の乱れは見逃さず指摘する
名門校の先生方の教育方法

先生方のインタビューでは一貫して、保護者に口に出さず見守っていてほしいという共通の思いを感じました。
子供の成長する時間の感覚が先生方と保護者では、全然違うそうです。
親はどうしてもその時間を待てず、手を出してしまいがちです。
そうすると却って問題をこじらせてしまう場合もあるそうです。

子供を信じて待つということに対する具体的なアドバイスがたくさん書かれていました。
中学受験を経て、中高一貫校に入学した後は、子供達への対応の仕方を熟知された先生方にお任せしたいものだと思いました。
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