実際に読んで面白かったおすすめの本をご紹介します。
朔と新 いとうみく
第58回野間児童文芸賞受賞作品です。
兄が視力を失ったのは自分のせいと自分を責め、大好きな陸上をやめてしまった弟に兄がブラインドマラソンの伴走者になってほしいと願いを伝えます。
こちらの感想を次男に聞いたら、とにかく面白いのでぜひ読んでほしいとのことでした。
目が見えない人の内面はなかなか語られることはないけれど、このお話を通じて気持ちが理解できたとのことです。
最近は、立場の違う人の気持ちに立って考えるということが題材として中学入試にも良く出るそうです。
それより何より子供のこれからの人生にとっても、そういった視点を持つことはとても大切なので読書を通じて視野を広げていってほしいですよね。
ことばハンター 国語辞典はこうつくる 飯間浩明
国語辞書編纂者の飯間浩明先生のご著書です。
先生は国語辞典に載せる新しい言葉を探して、毎日街に繰り出されているそうです。
「やばい」「ガチ」「ハンパない」も全て国語辞典に載っているとのこと。
次男はとても面白かったようで、読んだ後はしばらく紙の辞書を熱心に見ていました。
追記・2022年頌栄女子学院中学校第一回の入試問題として出題されました。
6年の夏期からサピックスで課題として出される「有名中」の過去問を解いていて、次男がこれ読んだ本だと気づいたようです。
過去問にも出される良質な文章で、おすすめできます。
一瞬の風になれ 佐藤多佳子
青春陸上小説です。2006年本の雑誌が選ぶノンジャンルベスト10 【 1位】
お友達からおすすめされて、3冊のシリーズをあっという間に読み終わりました。
次男は何度も同じ本を読むタイプではないのですが、こちらは繰り返し読んでいました。
こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本
SDGsとは国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。
入試でもSDGsに関する問題が出題されます。
オールカラーで見やすいです。
見開き1ページに一つのトピックが詳しくイラストや写真と一緒に書かれているので、興味のあるところから読むのもおすすめです。
面白かったのは、ソファに寝転がっていてもできるSDGsについて書かれたページです。
大人にもおすすめです。