2月に行われた鉄緑会の保護者説明会に行ってきました。
代々木駅にある鉄緑会の本部校舎は清潔感があり、明るい雰囲気でした。
2月の受験直後ということもあり、かなりの人数の保護者の方が参加されていたようです。
超難関校でも東大合格率3割しかいない現実
説明会では、講師の先生によるスクリーンを使っての、昨今の入試状況についての説明から始まりました。
東大合格者が多い難関校でも、現役の東大合格率が3割に留まる。
勉強に対して前向きな環境(塾)にいることが、とても大切だとお話しされていました。
鉄緑会にいつから入るのがベスト?
基本的には、鉄緑会が指定する学校の進学者であれば、中1の4月期の入会に限って、選抜試験が免除になります。(執筆当時)
それ以降は、指定校に通う方でも入塾テストに合格しなければ入塾できないとのことです。
入塾テストは、難関校に通学している生徒さんでもかなり難しいようです。これは鉄緑会のカリキュラムは、学校より速く進むので、まだ習っていない範囲も出題されるということが関係してくるのかなと思います。
鉄緑会のカリキュラムが6年制なので、できれば中1から入塾するのがベストなのかもしれません。
以下は2023年3月現在の指定校
- 開成
- 桜蔭
- 筑駒
- 麻布
- 海城
- 駒場東邦
- 筑大附
- 豊島岡
- 女子学院
- 雙葉
- 渋谷幕張
- 渋谷渋谷
- 聖光学院
- 栄光学園
- 早稲田
ちなみに、ご存知の方がほとんどだと思いますが、佐藤ママの4人のお子さんは、全員が東大医学部(理科3類)に合格されています。
灘中に合格するまでの勉強が過酷だったので、中学時代はゆっくりさせてあげたいとのことで、長男さんは高校から鉄緑会に入塾されたようですが、次男・三男・長女さんは、中学から鉄緑会に入塾されたとYouTubeの中で仰っていました。
佐藤ママの詳しいサポートの内容を知りたい方は、こちらも参考になさってください。
鉄緑会のカリキュラムは?
- 中学の間は数学と英語のみ
- 基本的には、6年教育のカリキュラム。
- 中1で数学・英語の中学の3年間(基礎)を終わらせる。
- 中2・中3で高校の3年間を終わらせる。
- ざっくりいうと高校3年間で高校の範囲を何周もする。
- 近年の東大入試は図形問題が多いので、それに合わせて幾何を重視している。
- 宿題をやる自宅学習時間は、1科目あたり2時間くらい。
中学の間は、数学と英語のみでしっかりと基礎を固めるというカリキュラムになっているそうです。
数学と英語の基礎をしっかりと学ぶので、高校になって他科目に力を入れることができる。
なるほど、中学受験にも通じるものがあるなと思いました。
中学受験も算数で力がついていると、理科・社会に充てる時間が確保できるので、1、2点を争う入試問題も突破しやすいという状況に似ていると思いました。
鉄緑会に中学から入るメリットとは?
そもそも、途中で鉄緑会を辞めていく生徒さんもいらっしゃると思いますが、仮に続けられた場合のメリットとして
- 鉄緑会の進みが早いので、学校の授業が復習になり、定期テストで点が取りやすい。
- 定期テストで点が取れれば、部活動などに力を入れられる。
- 男子校(女子校)の場合は、女子(男子)と同じ教室で学ぶことができ、女子(男子)の視点からの意見も聞くことで、視野が広がり社会性が身につく。
- 大学生やその先の社会人になってからのことになると思いますが、鉄緑会閥のようなものが、形成されつつあるのかな?と説明会に出て感じました。同じ鉄緑会で学んだ先輩方と繋がることが出来る。