サピックスでは、4年生と5年生の夏休み前に配られる『国語の要』というテキストがあります。
このテキストの読解編は、自主学習という位置付け(で地味)なので、周りでやっているお子さんがほとんどいなかったのですが、実はとっても良いテキストでした。
サピックスの『国語の要』知識編と読解編
サピックスでは、4年生と5年生の夏期講習前に、『国語の要』というテキストが配られます。
夏休みの漢字テストは、この『国語の要・知識編』から出題されますので、一生懸命取り組みます。
『国語の要・読解編』も同じく夏休み中に取り組むよう言われます。
夏休み中が厳しい場合は、該当学年が終了する時期までには終わらせようとサピックスで言われていました。
しかし『国語の要・読解編』は、提出義務のある宿題にもなっていないしテストもなく、夏期講習の復習や通常授業の復習で手一杯で、なかなか手が回らないという方が多いかもしれません。
周りに聞いてみても、『国語の要・読解編』は手付かずだったという方が多かったです。
『国語の要・読解編』の我が家の取り組みとその後の成績
『国語の要・読解編』20題を夏休みからスタート
読解編は全部で20題の長文読解で、記号選択と記述がバランスよく配分されたテキストです。
文章自体は長くないのですが、問題を解いて答え合わせ・解説を読むことまで含めると結構時間がかかります。
4年生の時は夏休み中には終わらなかったので、2学期以降にずれ込んでしまった記憶があります。
更に5年の読解編は、5年が終わるギリギリまでかかったと思います。
しかし4年の時も5年の時もなんとかあきらめずに、全20題を終わらせることができました。
国語の成績が伸びてきたのは国語の要のおかげ?
4年の前期は、マンスリーで偏差値60に行かないこともありましたが、『国語の要・読解編』が終了したくらいの時期からググっと成績が伸びはじめ、偏差値で70越えも数回ありました。
もちろんそれまでの国語の通常授業の学習の効果や、語彙力を始めとする自主的な家庭学習もしっかり取り組んでいたので、その効果もあったと思います。
しかし、私は『国語の要・読解編』の効果も大きいでは?と思っていました。
なぜ『国語の要』がおすすめなのか?
取り組む人が少ないから差別化できる
冒頭でも書きましたが、そもそも『国語の要・読解編』に取り組んでいる人が少ないです。
他のAテキストやBテキストは、みんなが取り組むものなので、差は開かないように思います。
ですから『国語の要・読解編』を解くことで、一歩リードできるんじゃないかなと思いました。
サピックスのメソッドに合った解説であること
『国語の要・読解編』は、解説が一冊の冊子になっているほど、答えに導く過程が詳細に書かれています。
しかも、解き方がサピックスの国語の授業で教えてもらっているメソッドに沿っています。
ですから相乗効果といいますか、子どもたちが普段受けている授業と解説が合致している為、より理解が深まるのでは?と思いました。
まとめ
夏期講習や通常授業の勉強をしながら、『国語の要・読解編』20題を取り組むのは、結構大変でした。
しかし取り組んだ後の成績の伸びや、東京男子御三家から合格をいただいた結果をみても、本当に取り組んで良かったテキストだと思いましたので、今回記事にしてみました。
サピックスの中でも比較的地味な存在だと思いますが、実はとってもお勧めできるテキストです。