国語の成績をアップしたいけれど、どこから手を付ければよいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
次男は元々算数が好きで、4年生の時は国語の偏差値で60にいかないこともありました。
しかしその後、国語の成績が上がり、サピックスのマンスリー偏差値で何度か70超となりました。
算数などに時間を取られて、国語の復習に時間を取れないという方が多いかもしれません。
でも入試では算数と同じ配点であることも多く、できるだけ成績を上げておきたいですよね。
サピックスの授業後にすぐにやる復習法
サピックスの授業があった日は、早く寝かせたいこともあり、帰宅後バタバタとしていて夕食・お風呂・歯磨き・学校の宿題など本当に忙しいと思います。
ただ、ちょっとだけ帰宅後に国語の復習に時間を使うことで、国語の成績が伸びることを実感しました。
(もちろん、サピックスで出される国語の宿題をきちんとやった上でのことですが)
音読の効果は?
サピックスの先生も音読が大事というのは、よくおっしゃっていていました。
そこで、音読はサピックスの授業から帰ってきたら、夕飯を食べた後に必ずすることにしました。
国語のBテキストは、サピックスで長文読解(主に記述)の対策のためのもので、8ページくらいの長い文章を扱います。
自宅に帰ってきたら、国語のBテキストを夕食の後に音読することにしました。
わたしは、ふんふんと聞いているだけです。
授業でやったばかりなので、問題を読みながら先生の解説・解法を思い出すようです。
ここで、○○君がこう言ったら、先生がこう返したんだよ!
などと言って、その日の授業の話を始めても、そのまま「そうなんだ~」と聞いていました。
音読することで、先生がおっしゃった解法などが再現されて頭に残るようです。
音読を初めてから、その効果を実感しました。
また、問題文を斜め読みせずに、きちんと精読するようになる訓練にもなるなと思いました。
国語の入試問題は、細かいところまで読み込まないと点数になりません。
音読は、一語一句読み飛ばさないクセをつけるのにも有効だったと思います。
音読の時間は?
所要時間ですが、サピックスのBテキストは8ページくらいあるので、だいたい10分くらいかかっていました。
日によって、どうしても辛そうなときは、Aテキストの短い文章にしていました。
Aテキストは、どちらかというと語句や選択肢問題の解法を取り扱っています。
次男は、後々御三家の記述問題を解かなくてはいけないため、Bテキストを音読していましたが、Aテキストの授業で取り扱った問題文でも良いと思います。
音読が恥ずかしい・音読が嫌いな場合
音読は効果的と聞いても、肝心のお子さんが音読を嫌がることもあると思います。
次男も、疲れている時は嫌がることもありました。
解決策①親子で交互に読む
基本的には、次男が全て音読していましたが、どうしても読む気にならない時もありました。
そんな時は、テキストの段落ごと親子で交互に読むということもしていました。
さらに、気分が乗っていないと思われるときは、一行づつ交互に読むか、セリフのところだけ読ませるように工夫しました。
解決策②親が全て読む
数回ほど、私が全て文章を読んであげることもありました。
ただ親が読むと、本人が頭の中で違うことを考えたりしていても分からないですし、もしそうなら本人の為にならないので、親が読むにしても、必ず数行は本人に読ませるようにしました。
音読を習慣にするコツ
音読に限らずなのですが、習慣にするには例外を作らないということかなと思います。
もちろん体調不良の時は休ませることが最優先ですが、なにかと理由をつけて音読しない日があると、そのうち音読しないことが当たり前になってしまいそうです。
そうなるともったいないですよね。
ですから、親子で交互に読んだり親が代わりに音読するなどして、授業から帰ってきて音読するのが当たり前になるまで続けることが大事かなと思います。
まとめ
国語の学習法は、幅広くあります。
今回ご紹介した音読だけではなく、色々な学習をするうちに成績が上がっていったと思います。
ですがもし、国語の成績を伸ばす為に何から始めればよいか分からない場合、音読は効果的だと思ったので今回記事にさせていただきました。
ただし、6年生になるとサピックスからの帰宅が10時近くなるということもあり、6年になってからは音読はほとんどやっていません。
もちろん6年の最後まで続けられたら良いと思いますが、6年では11時には就寝することを目標にしていたので、かないませんでした。
一方4・5年の間は、まだ時間に余裕がありましたので、きっちり毎回音読していました。
最後に御三家合格という結果をみても、音読することで培った力は入試本番でも発揮したのかなと思っています。
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