サピックスのコアプラス理科・社会は、合格者体験記でも完璧にしてから入試会場に向かうこと、と毎年のようにアドバイスされています。
実際に中学受験を終えて、やはりコアプラスの理科社会がサピックスの強さの理由の一つでもあると思いました。
コアプラスの取り組み方
サピックスの小テスト対策は見て覚えるだけ
コアプラスは、5年生から毎週のように小テストが行われ、6年生の最後まで何周も何周もします。
サピックスの先生からは、答えはきちんと書くようにと言われていました。
しかし実際はあまり時間をかけられず、塾前ごはんを食べながらとか、通塾の電車の中でサッと見て覚える状態で小テストを受けていました。
直前期に全てノートに答えを書く
入試直前期に全部いったんノートに答えを書いてみるということにしました。
そうすると、コアプラスは簡単だと思っても、間違える問題もけっこうありました。
そして、間違えた問題はしるしをつけて、2周・3周と潰していきました。
3周目でも間違えた問題は、『間違いノート』を作成して入試の2・3日前に最終確認として、見返しました。
コアプラスを5年で完璧にしてたら、偏差値60はいくと思う~
中学受験では、Amazonの定期便にして更に割引価格で毎月届けてもらっていた、5mmノート。
サピックスのノートは高いので、サピックスの授業用以外の自宅で問題を解く時はコクヨのノートをまとめ買いしていました。
科目によって色を分けるのは、どの科目のノートかすぐに目で見て分かるので、便利でおすすめですよ。
- 青・・・算数
- 赤(ピンク)・・・国語
- 緑・・・理科
- 黄色・・・社会
丸つけは親がして、漢字などの最終チェックを!
例えば、間違いやすい大隅半島や、茨城県鹿嶋市の鹿島臨海工業地帯とか、きちんと書けているかどうか?
最後は親が丸つけをして、チェックしていました。
マンスリーでの理科・社会の漢字は、国語のトメ・ハライほど厳密ではないけれど、画数が合ってないと✖にしますと、サピックスの保護者会で聞いたことがあります。
実際の入試問題では、どのような採点基準になっているか分かりませんが、サピックスのマンスリーでの基準を考えると、入試でも同じかそれ以上のクオリティで書いた方が良いですよね。
ですから、丸つけも子ども任せにせず、大人が答えを確認するように気を付けていました。
コアプラスは計画的に
全問題をノートに書くと思った以上に時間がかかります
理科・社会それぞれコアプラスの答えを全て書こうとすると、けっこう時間がかかります。
ですから一日に取り組む範囲を決めて、日付を割り振ってスケジュールに落とし込むようにしました。
中学受験時代に使っていたのは、セパレート型で一か月と一日の両方が同時に確認できるスケジュール帳です。
もちろんスマホにも入力しますが、紙のスケジュール帳も使って時間の管理を行っていました。
コアプラスの最終確認はいつから取り組むか
間違えた問題を2周・3周する時間も必要ですから、ギリギリに終わるというスケジュールだと大変です。
過去問が全て終わるくらいの時期(12月半ばくらい)からスタートしました。
1月の直前期にやること・やってはいけないこと
サピックスでは、1月の直前期はもう新しいことや難しいことに手を出すのではなく、今までの復習をするようにといわれます。
実際に1月の平常授業は、かなり内容が軽くなっていました。
ですから、1月の直前期はコアプラスに取り組むのに最適な時期です。
直前期は子どもの真剣度が違いますから、間違えたところに真摯に取り組める時期でした。
1月は怒涛のコアプラスだったねー。
もしコアプラスはもう完璧すぎてやることないわって方は、コアプラスの解答を見て逆に問題文(用語の説明)を書くっていうやり方もあるようです。
合格者体験記に書いてあった勉強法です。
参考にしてみてください。