中学受験において、一番大事な学年は?と聞かれたら、迷わず受験生である6年生という意見がほとんどだと思います。
もちろん、6年生が一番大事であることは変わりないですが、本当は5年生が一番受験を左右するのではないかと思っています。
新しい単元を学ぶ5年生
4年生から中学受験に必須の単元を繰り返し学んでいきます。
ただ、同じ図形問題でも4年生は比を使ったりはしないですし、どちらかというと小学校で学ぶことを先に学習している感じです。(もちろん全てではないですが)
5年に入って、中学受験に直結するような単元を学んでいきます。
その中でも重要な比・割合・速さの本格的な学習に入ります。
5年生は中だるみ?
塾に通い始めて、1年ほど経ってくると通塾にも慣れ、勉強のスケジュールも身についてきます。
通塾の日数が増えて大変ではあるのですが、気持ち的に中だるみといいますか、ちょっと気が緩んでくる時期でもあるというのを実感しました。
まだ、子供にとっても受験は遠い話という感じです。
5年生で大事なこと
5年の間に気をつけた方が良いことが何点かあります。
授業を休まない
授業を一回休むと、特に算数の場合は積み重ねの教科なので、導入のような基本事項が抜けてしまい大変です。
なるべく体調を整えて、授業に出ることができるよう体調管理が大切だと思いました。
自宅では、R-1を使った自家製ヨーグルトを毎日食べるようになってから、風邪などほとんど引かなくなりました。
詳しい作り方は過去の記事を参考になさってください。
本当におすすめです。
できればその週に学ぶことは、その週のうちに消化する。
習った単元は、曖昧なまま進まないようにすることが大切です。
5年できちんと基礎が入っていれば、6年で再度基礎固めに時間をかけなくてすみます。
逆に言うと、6年になっても基礎があやふやだと、いつまでたっても基礎固めが終わらないといった感じになりますし、過去問も点数がとれないので焦ります。
5年でのつけが後々響いてきます。
家庭教師や個別指導を検討するなら5年
6年になって慌てて家庭教師や個別指導を頼むことがあると思います。
しかし5年の時こそ家庭教師や個別指導に資金と時間を投入するのが効果的ではないかと思いました。
5年の間の家庭学習
サピックスでは、クラスによって家庭学習の範囲を指定されます。
5年の最初の保護者会で無理に難しい問題に当たるよりも、指示された問題をきちんと習得するようにと言われました。
無理に難しい問題(思考力や入試問題)までやろうとするより、基礎問題を完璧にするようにした方が良いと思います。
ただ、算数が得意な場合は5年のテキストであるデイリーサポートの思考力や入試問題を解くことで、応用問題に慣れて解けるようになるというメリットは確かにありますので、成績や担当の先生の指示に従うのが最善だと思います。
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まとめ
長男の時は5年の時に危機感が薄かったためか、基礎事項が抜けていることが多く6年で本当に大変でしたし、親もやきもきすることが多かったです。
新5年生の方は、一番大事な単元が次々とでてくる5年生の時期をスムーズに乗り切ってほしいと思います。